ドローンって、実はどこでも飛ばせるわけじゃない話
ドローンは空撮や点検、記録用途などで身近な存在になりましたが、
「ドローン=好きな場所で自由に飛ばせる」という認識は正しくありません。
日本では、安全確保と第三者保護のため、ドローンの飛行に関して法律やルールが細かく定められています。
知らずに飛ばしてしまうと、違反やトラブルにつながる可能性もあります。
ここでは、ドローンを飛ばす前に必ず知っておきたい基本的な考え方を整理します。
なぜドローンは自由に飛ばせないのか
ドローンの飛行は、主に以下の法律に基づいて制限されています。
| 法律名 | 内容 |
|---|---|
| 航空法 | 空域・高度・飛行方法などを定め、安全な飛行を確保する |
| 小型無人機等飛行禁止法 | 国の重要施設やその周辺での飛行を原則禁止 |
これらはすべて、事故や第三者への被害を防ぐためのルールです。
法律で制限されている主な空域
以下の空域では、原則として国土交通省への許可・承認が必要になります。
| 制限される空域 | 概要 |
|---|---|
| 空港周辺 | 航空機の安全運航に影響するため |
| 人口集中地区(DID) | 人が多く集まる市街地エリア |
| 高度150m以上 | 航空機と接近するリスクがある |
| 重要施設周辺 | 国会・官庁・原子力施設など |
人口集中地区(DID)には、住宅街や都市部の多くが含まれます。
最新のルールは、必ず国土交通省の公式情報を確認してください。
参考:
国土交通省
「無人航空機(ドローン・ラジコン機)の飛行ルール」
https://www.mlit.go.jp/koku/koku_fr10_000041.html
飛ばし方にもルールがある
場所だけでなく、飛行方法にも制限があります。
| 飛行方法 | 原則 |
|---|---|
| 夜間飛行 | 承認が必要 |
| 目視外飛行 | 承認が必要 |
| 人や建物の上空 | 承認が必要 |
| 催し場所・人混み | 原則禁止または承認が必要 |
基本は
「昼間・目視内・人から十分離れて」 が安全な飛行条件です。
法律上OKでも飛ばせないケース
法律を守っていても、以下の理由で飛行できないことがあります。
| ケース | 内容 |
|---|---|
| 公園・観光地 | 管理者独自のルールがある |
| 私有地 | 土地所有者の許可が必要 |
| 自治体条例 | 地域ごとの独自規制 |
国の法律だけでなく、管理者・地域ルールの確認が重要です。
許可・承認が必要な場合
飛行場所や方法によっては、国土交通省への事前申請が必要です。
申請はオンラインシステム DIPS2.0 を利用します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 申請システム | DIPS2.0 |
| 対象 | 空域・飛行方法の制限に該当する場合 |
| 申請先 | 国土交通省 |
参考:
国土交通省
「無人航空機の飛行許可・承認申請」
https://www.mlit.go.jp/koku/koku_tk10_000003.html
飛行前に確認しておきたいチェック項目
飛行前には、次のポイントを必ず確認しましょう。
| チェック項目 |
|---|
| 法律(航空法・飛行禁止法)に該当しないか |
| 人口集中地区や重要施設の近くではないか |
| 自治体条例や管理者ルールはあるか |
| 周囲に人・建物・車両がないか |
| 飛行方法が承認対象にならないか |
飛行エリアの調べ方
事前確認には、以下の方法が有効です。
| 方法 | 補足 |
|---|---|
| 国土交通省の公開情報 | 最も信頼性が高い |
| 飛行情報マップ | DID確認などに便利 |
| 管理者・自治体への問い合わせ | 最終判断として有効 |
地図アプリだけで判断せず、複数情報の組み合わせが重要です。
まとめ
ドローンは非常に便利なツールですが、
「飛ばす前の確認」と「ルールの理解」が欠かせません。
法律・地域ルール・現地状況を正しく把握することで、
安全でトラブルのないドローン運用が可能になります。
「飛ばせるかどうか判断が難しい」という場合は、
専門的な視点で事前確認を行うことも有効です。
solabでは、ドローン撮影に関する事前確認や運用相談にも対応しています。
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