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仕事は「等価交換」でできている。「高品質・安く・速く」3つの制約シミュレーター

「品質(スコープ)」「コスト(予算)」「納期(スケジュール)」

「今回の案件、クオリティは最高で頼むよ。予算ないから安くね。あと、納期は明日!」

またムリが始まった・・・『早い・安い・うまい』の牛丼屋じゃないんだけど・・・

嘆く必要はないよ。仕事は『等価交換』だ。 このツールで物理的な『代償』を可視化して、冷静に交渉しよう。

3つの制約シミュレーター

面積の合計はいつでも100%。どれかを増やすと、ほかの二つがその分だけ減ります。「作業を増やすと期限や予算の割合が減る」=スケジュールが厳しくなる・予算が減る、という関係を動かして実感できます。

やることが増えると 33%
納期が厳しくなる 33%
費用がかかる 34%

合計 100%

どれかを増やすと、ほかの面積が減る(合計100%)

スライダーを動かすと「作業の割合を増やすと、期限・予算の割合が減る」ことが一目でわかります。

「高品質・低コスト・短納期」。
ビジネスにおいて理想とされるこれら3つの条件を、同時にすべて満たすことは構造的に難しい。

プロジェクトマネジメントには「3つの制約(トリプル・コンストレイン)」と呼ばれる鉄則があり、これらは互いにトレードオフ(相関関係)にあるからです。

「何かを得るには、代償が必要」という構造

このシミュレーターは、仕事における「品質(スコープ)」「コスト(予算)」「納期(スケジュール)」の3要素が、互いにどう干渉し合っているかを可視化するツールです。

等価交換」の原則通り、どれか一つの要素を優先すれば、物理的に他の要素が変化(代償)します。

品質(スコープ)」を追求する場合
機能追加やクオリティ向上を求めれば、作業量は物理的に増加します。その対価として、完了までの「時間(納期)」が延びるか、リソースを確保するための「予算(コスト)」が必要になります。

品質

「コスト(予算)」を抑制する場合
リソース(人員やツール)が制限される以上、生産能力には限界が生じます。同じ期間で完了させるには「品質」を調整して範囲を狭めるか、品質を維持するために「時間」をかける必要があります。

「納期(スケジュール)」を短縮する場合
通常の工程を圧縮するためには、特急対応としての「追加コスト」を投入するか、検証期間などを省略して「品質リスク」を許容するという代償が伴います。

「できない」ではなく「対価」を提示する

無理なオーダーに対して「頑張ります」と答えるのは、将来の破綻を約束するのと同じです。 このツールを使い、三角形がいびつに変形する様子を見せながら交渉しましょう。

  • 「納期を優先するなら、品質(機能)のここを代償として削りましょう」
  • 「この品質を維持するなら、納期という対価をください」

このツールは、感情論になりがちな交渉を、「道理(ロジック)」の話に変えてくれます。
見えるかは大事です。ブックマークして使用してください。
無茶な要求をしてくる相手に、現実的な「等価交換」を提案してください。

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